屋根緑化(ルーフガーデンナチュレ)

ご案内

屋根を緑化する事業です。

屋上緑化は時々見ますが、屋根本体を緑化するのはまだまだ珍しい事かと思います。

昔は草屋根として存在しましたが、今はほとんど見なくなりました。

しかし、このところの環境問題や地球温暖化の問題などで見直されています。

自然志向の強い傾向も手伝い、注目されてきました。

屋根を緑化するには、色々な方法があります。

潅水システムを駆使して花園にする方法から、乾燥に強い植物を植えるものまで様々です。

ルーフガーデンナチュレは周りの生態系に考慮し、なるべくその地域に自生する植物で緑化をしております。

また、管理なしの自然潅水だけで育つような強い植物を使っています。

従って、冬夏は緑や花が少なく地味になります。

従来の屋根と比べていろいろな良い点、悪い点があります。

良くご覧になり、ご検討いただきたいと思います。

1.緑が、心を癒す

屋根の緑化はまだ少なく、まわりから注目されます。

また、緑は人の心を癒します。

ほっとする印象を周りの人に与えます。

花も咲きますので、まさにルーフガーデンとして楽しめます。

ただし、人によると粗末な古い家との印象を持つ人もあり、難しいところです。

2.太陽熱を和らげる

雨の後や潅水時にはそのような事もありますが、かなり厚く緑化をしないと効果は少ない様です。

木陰とは違うので、あまり期待はできません。

3.台風の時瓦屋根の様に飛ばない

根が張るため定着力があり、草は風によりしなり倒れません。

サボテンを使うことがあり、折れて飛ぶ事があります。

しかし、瓦とは違い硬くも重くも無いので、周りへの被害もありません。

4.屋根が劣化しない

草は生きています。

環境が合えば、大きく成長もします。

大きくなれば、よりしっかりした屋根となります。

ただし、枯れる場合もありますので数年間はメンテナンスが必要です。

5.CO2を吸収する

植物ですので二酸化炭素を吸収して酸素を出します。

少しだけでは、大きな影響は期待できません。

多くの方が屋根緑化することで、環境に良い町になります。

その魁としてチャレンジする事が重要です。

6.虫や猫など小動物が寄り付く

良いか悪いかは人によります。

蛇なども住み着くことがあります。

嫌いな方にとっては困ることです。

虫についても自然が苦手な方は嫌だと思います。

慎重にご検討ください。

サボテンを植えると猫よけになります。

7.家庭菜園になる

ニラなどは育ちますが、潅水システムがないと野菜は育ちません。

また、比較的に毒のある植物も多くあります。

あまり期待はできません。

8.地震の際の屋根の補修ができる

瓦で補修すると、地震で壊れます。

緩衝材にもなるし、壊れても補修が簡単です。

特に棟木の部分に有効です。

9.安価である

自生している、いわゆる雑草で緑化するため人件費、運搬費、材料費程度でできます。

概ね坪5000円程度です。

ペンキを塗るより安いかも知れません。

また、潅水などの手間もないので、維持管理費もありません。

10.除去が容易である。

事情により除去する時も、根が脆弱なためにすぐに取れ、廃棄、リサイクルも容易です。

簡単に緑化でき、簡単に除去できる優れ物です。

使用植物

マンネン草、メキシコマンネン、ツルマンネンなどを使います。

背の低い地表を覆うような植物です。

春小さな黄色の花を咲かせます。

花の後かれますが、秋に伸びてきます。

1年で3分の1程度になりますが、翌年から少しずつ定着したところから増えて行きます。

枯れたところを補修が必要です。

キリン草

カランコエに似た厚手の葉の草です。

園芸品種で常緑のものもありますが、自生のものは冬枯れてしまいます。

翌年少し大きくなり、黄色い花を咲かせます。

非常に強く挿し木でも良く殖えます。

屋根緑化の主力となります。

マツバギク

尖った厚手の葉が特色の鮮やかなピンクの花をつける植物です。

春と秋に花をつけ、冬は紅葉する常緑の植物です。

ウチワサボテン

トゲの鋭い扁平な体のサボテンです。

春と秋に薄い黄色の花を咲かせます。猫よけに適しています。

大変乾燥に強く良く育ちますが、寒さに弱く、茨城以北では冬に枯れてしまいます。

ニラ

食材にもなり、秋に白い花をつけます。

強くてよく育ちますが夏に枯れています。

寒さにも強く、存在感もあり良いアクセントになります。

ダッチアイリス

春いろいろな花をつけるアヤメの仲間です。

乾燥にも強く花も大きいので、アクセントに使います。

ジャーマンアイリスも生きていますが、花が屋根では咲きにくい様です。

シャガも生きていますが、日陰の方が良いようです。

彼岸花

秋の彼岸前後に花をつけます。

屋根だと少し小ぶりですが、開花します。

大きな花でやはりアクセントになりますが、花が終ると春先に枯れるので、緑化の主役にはなりません。

水仙

冬の貴重な花です。

少しずつ減りますので、補修が必要です。

白い芳香の花はとても優雅な印象を与えます。

シラン

春に鮮やかな紫の花を咲かせます。

屋根では、約半分が枯れてしまいますが、補修すれば鑑賞できます。

露草

紫露草は秋青い花をつけ冬枯れてしまいます。

毎年増えますが、自然に生えるため特に植栽はする必要はありません。

トキワ露草というものもあり、常緑で木陰でよく殖えます。

白い花をつけ、ツリーハウスの屋根緑化に適しています。

細麦

秋に細い芽を出し、春に大きくなり実をつけて枯れます。

冬場の緑が無い時期に貴重です。

まさに路傍の草で強く、毎年補修しなくても芽が出てきます。

種なのか多年草なのか判りませんが、手間要らずで重宝しています。

ツメレンゲ

マツバギクに似ていますが、白い塔状の花を多数つけます。

長期間生育しますが、なかなか増えません。

ヒトツバ

定着すれば枯れませんが、なかなか大きくなりません。

花の咲かない羊歯の仲間です。

イワヒバ

定着すれば枯れませんが、なかなか増えません。

1株が高価なためワンポイントに使うのが良いかと思います。

スベリヒユ

地面に這う様に殖えます。

冬枯れますのであまり目立ちません。

食用にもなります。

田の雑草として有名です。

費用

5000円/坪

※屋根の様子、希望の植物により多少変化します。見積もりに伺い正式な金額が出ます。